絶対にできるようになる!サイファーのコツ!

テクニック

サイファーって知っていますか!?

足を振りながら遠くのホールドにランジするムーブです!

かっこいいですよね!!!めちゃくちゃかっこいいですよね!!!

皆さんがサイファーを習得するために、本記事ではサイファーのコツを書いていきます!

サイファーってなに?

サイファーとは片足を左右に振ることで遠心力を作って、遠くまでランジするムーブを言います

通常のランジより遠くに出られることが多いです

中〜上級者向けのムーブです

Ben Moonがcipherという外岩の課題をトライしている際に、このムーブをしていたことが語源です

このことからMOONではサイファーパンツという商品を販売しています

非常に軽く、またストレッチ性のある素材、立体裁断により動きやすく多くのクライマーから愛されています

私も3枚持っています笑

全然ダメになりませんので、コスパ面も優れています

(1)MOON ムーン メンズサイファーパンツ 10-134【クライミングパンツ・ボルダリングパンツ】

どういう原理?

サイファーは下の写真のように、足を振ってその遠心力を使って飛ぶムーブです

この図では左足を軸足として、右足を振っています

右足が青色の所に来たら、遠心力を利用して発射します

この時遠心力の出所を足に限定せず、骨盤や腰を振るイメージにすると、更なる遠心力が得られます

振り子は糸の長さが長いほど、大きなエネルギーになるのと一緒です

腰を起点とした振り子ではなく、伸ばした左手を起点としましょう

図のように振る足と逆の手を伸ばして、体を沈み込ませることで、体全体を左右に振ることができます

サイファーのここが便利!

前述の通りサイファーは遠くのホールドを使うムーブです

しかし、それ以外にもサイファーの便利な点がたくさんあるんです。

  • 腕力を使わない
  • 足の乗せ替えを省略できる
  • 軸足が深くても出られる
  • 振られが少なくなることが多い

・腕力を使わない

遠心力を利用するため、腕力を使いません

・足の乗せ替えを省略できる

通常の側対の形にするには足の乗せ替えが発生しますが、サイファーでは発生しません

下の図を見てください

左手を取りに行った際に、踏んでいた左足を踏みかえずに、サイファーに移れています

乗せ替えの際の腕の負担がないため、省エネで登れます

・軸足が深くても出られる

側対だと軸足が深くて溜めを作る余裕がない時は、勢いよく発射するムーブはできません

しかしサイファーであれば、左足で踏むことができるので、重心を右下に移せます

また左足は長さに余裕があるので、力を溜めたりサイファーすることができます

・振られが少ないことが多い

下図の腰のあたりに重心があります

重心が左手の下から、両手の間に移動していることがわかります

目的のホールドを取ったときに、重心が近いと振られが小さくなるので、振られにくいムーブと言えます

(高難度のサイファーでは逆にフラレが大きくなることもあります)

うまくできない!!!

下のようになっていませんか?

  • 足しか動いていない
  • 支点の手を脱力して持てていない
  • 遠心力を使わず、軸足のジャンプをメインにしている

・足しか動いていない

できない人で最も多いのが、足だけブンブン振り回しているパターンです

地面に立って足を振り上げる力だけで、体は飛んでいきますか?

足の遠心力だけでは足りないんです

女性は特にこの症状が多いです

骨盤が大きいので、動かすことに慣れていないのかもしれません

意識的に骨盤と腰から振って体全体で大きな振り子を作りましょう

・支点の手を脱力していない

これも多いパターンです

脱力せずに腕を曲げていると、上手に体全体を振れません

また重心も上になってしまうので、振り子としてパワーが少なくなってしまします

脱力して重心を落としてあげましょう

・遠心力を使わず、軸足のジャンプをメインにしている

これは上記2つができていないが、簡単な課題だからか、フィジカルの高さにより、軸足のジャンプで届いてしまった成功例を持っている人が陥りやすいです

もちろん発射時に多少のジャンプはします

ですがジャンプがメインのムーブではなく、あくまでも遠心力や重心移動がメインのムーブです

ジャンプをしていては真上に出たり、長距離を出られないので、いつか必ず壁にぶつかります

遠心力を感じながら、後から追いかけるようにジャンプを添えるイメージです

(絶対に伝わらないと思いますが笑)

まとめ

難しいムーブなので練習をたくさんしないと、マスターすることができません

2級程度であれば、精度の悪いサイファーでも落とせることがありますが、1級だとそうはいきません

体全体を振り子にするイメージを持って、練習に励みましょう

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