第1回は株式会社エイチ・アイ・エスについてです。
選定理由
コロナショックにより株価が暴落した企業としてピックアップしました。
・コロナショック以外の値下げ要因が無い点
・コロナ収束後の旅行欲の爆発から、大きく値上がりが見込める点
以上2点がエイチ・アイ・エスを選定した理由です。
会社紹介
国内では最大手の旅行会社のイメージはあるだろうが、海外にも大きく力を入れている。
ハウステンボスや電力小売事業では黒字を出している。
利益余剰金(簡単に言えば会社にプールしてある利益)が932億円ほどある。
設備投資に積極的で、2019年では、減価償却88億円に対して設備投資913億円と、非常にアグレッシブ。
決算月は10月
- 海外が主力であるので、世界的な収束が必要
- 積極的にリスクを取る会社で、成長が期待できる
コロナの影響
20.11の予想純利益は▲318億円
21.11の予想純利益は▲300億円となっている
GOTOトラベルのおかげで国内では勢いがあったが、主力の海外での需要がなかったため、株価は伸び悩んでいる。
コスト削減として、国内外の店舗閉鎖などを実施している。
- ここ2年は赤字決算だったので、コスト削減を行なっている
- 赤字にどこまで耐えられるかが鍵
読み
コロナ前の株価が約4000円、現在の株価が約2500円です。
コロナの不安要素が払拭されたとしても、店舗閉鎖などのコスト削減からすぐに4000円までは戻らないでしょう。
コロナ禍のフラストレーションの爆発を考慮しても、3500円程度と予想します。
(コスト削減に伴い、支出の改良がされているはずなので、将来的には4000円を超えると思われます)
では、いつ3500円に到達するかが重要です。
海外の夏休みは国によって異なりますが、6月ごろから3ヶ月程度です。
今年の9月までにコロナの不安が払拭されているかどうかが、最大のポイントとなりそうです。
ここまでに収束しそうであれば、半年で1.4倍の株価に暴騰しそうです。
収束しなければ1年近くをかけて、徐々に値を戻しそうです。
- 売却タイミングは3500円の時
- 早ければ半年以内、遅くても1年以内に戻る見込み
- 収束があと数年かかる場合、企業体力が持たない可能性も考慮しなくてはならない
- ワクチンの動向に気をつける
まとめ
- マイナス要因のコロナが、いつ収束するかがカギ
- 設備投資に積極的な企業なので、今後の躍進が見込める
- コロナ以外の悪い要素が見受けられない
これらの要素を考慮して、エイチ・アイ・エスは投資対象になり得ると考えました。
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